【宮本徹への応援メッセージ】日本政治に不可欠な議員 元文部科学事務次官 前川喜平氏 東京20区 宮本徹候補を応援 2024年10月24日しんぶん「赤旗」より転載

 元文部科学事務次官の前川喜平氏は、自民党政権下で進む「戦争する国づくり」に反対する立憲野党を支援してきました。東京20区では日本共産党の宮本徹衆院東京比例候補を応援しています。20日、事務所へ激励に訪れた前川氏に、宮本氏を推す理由を聞きました。(聞き手・桑野白馬)

 7年前まで政府の側で働いていて、一番怖かったのは共産党議員の質問です。宮本さん含めてよく勉強し、政府にとって一番嫌なところを突いてくる。日本の政治に不可欠な議員たちです。

 2015年、自公政権が違憲の安保法制を成立させました。「米国の戦争に巻き込まれる日本にしない」との点で一致する野党を、私が応援し始めるきっかけでした。21年の前回衆議院選挙でも宮本さんを推しました。

 ただ今回は躊躇(ちゅうちょ)しました。立憲民主党の態度がはっきりしません。でも20区の候補者は、自民党、共産党と、現役世代の負担軽減のため「尊厳死」に言及する国民民主党。立憲野党の統一候補は宮本さんだけです。

 自民党は裏金問題や旧統一協会との癒着に対処する気がありません。大企業優先で国民生活を犠牲にし、米国の軍事戦略に自ら巻き込まれる。こんな政治を早く終わらせるため、宮本さんの勝利が必要です。

 憲法や教育基本法は、どんな経済環境の家に生まれても子どもの学ぶ権利を平等に保障するよう定めています。この実現は宮本さんの政治活動の原点でもあります。自民党は逆に教育予算を削り、格差をつくり出しています。

 06年、第1次安倍政権時の教育基本法「改正」で、愛国心教育が目標に掲げられました。国にとって都合のいい道徳を押し付ける。教育面でも「戦争できる国民づくり」が進んでいます。この流れを止めるために宮本さんを国会に送り出したい。