オスプレイいらない 東京・横田基地配備阻止へ5000人
「日本のどこにもオスプレイはいらない」―。米軍のCV22オスプレイの東京・横田基地配備に反対する集会が23日、福生市の多摩川中央公園で開かれました。5000人が参加し、「オール東京」で配備阻止と基地撤去の実現をよびかけるアピールを採択。集会後、基地の近くまでアピール行進しました。
主催は安保破棄東京実行委員会などで構成するオスプレイ反対東京連絡会。
横田基地には米空軍の特殊作戦用のオスプレイ10機が来年から配備されようとしています。主催者あいさつした東京地評議長の森田稔氏は、横田基地の機能強化の実態を告発し、配備阻止に向けて「幅広い団体と力を合わせオール東京のたたかいを追求していきたい」と述べました。
日本共産党の小池晃書記局長が宮本徹衆院議員、山添拓参院議員とともに登壇し連帯あいさつしました。
小池氏は、安倍政権が憲法違反の戦争法で「駆け付け警護」などの危険な任務を自衛隊に付与し南スーダン派兵を強行したことを厳しく批判。オスプレイの横田基地配備は沖縄や全国各地で強行される米軍基地の機能強化と一体のものであり、首都東京に米軍の特殊作戦の一大拠点がおかれると指摘しました。オスプレイは米議会も「欠陥」を認めざるをえず、横田に配備されようとしている空軍のオスプレイは海兵隊機よりも事故率が高いことも示し「基地固定化と殴り込み機能強化を許さない声を大きく上げよう」と訴えました。
リレートークでは各地の運動や取り組みを交流しました。
第2次横田基地公害訴訟団の代表は「米軍機の飛行回数は年間1万2千回に及び、1時間に20回の飛行も常態化している」と基地被害の深刻さを告発。長野県佐久市からの参加者は、米軍機の山岳訓練も想定されているとして「ふるさとを侵略の訓練の場にさせたくない」と語りました。オスプレイの整備拠点が予定される自衛隊木更津駐屯地をかかえる千葉の代表は「日本の空にオスプレイはいらないの声を広げよう」と訴えました。
沖縄選出の伊波洋一参院議員、沖縄県名護市の稲嶺進市長から連帯のメッセージが寄せられました。
以上2016年11月24日付赤旗日刊紙より抜粋