増税中止へ野党一丸 消費税廃止各界連が署名宣伝
消費税廃止各界連絡会は26日、東京・新宿駅前で、消費税率10%への引き上げ中止を求める署名・宣伝行動を行いました。
全商連青年部協議会の根本遼事務局長は、消費税増税が中小業者を苦しめている実情を紹介。「中小業者は、生活が苦しい中でも来てくれるお客さんとのつながりを大切にしています。消費税分を簡単に値上げはできない」と語りました。来年度予算案が、医療分野を削る一方で軍事費を増やしていることを批判し、「一人ひとりが声をあげていきましょう」と呼びかけました。
消費税をなくす全国の会の木口力さんは、「庶民いじめの増税ではなく、大企業へ応分の負担を求めるべきです。野党議員のみなさんと一緒に消費増税中止を求めましょう」と訴えました。
青森県から出稼ぎにきている唐牛(かろうじ)聡敏さん(60)は、3人の子どもがいるといいます。「子どもはみな大学に通い、奨学金を返すのが精いっぱいの生活です。増税は絶対困ります」
東京都中野区の女性(80)は「最近の安倍政権は議論もしないで強行していて怖いです。野党が一緒になって消費増税を止めてほしい」と話しました。
日本共産党の宮本徹衆院議員が駆けつけ、訴えました。
以上2016年12月27日付赤旗日刊紙より抜粋(写真は赤旗写真部提供)