外環道(東名JCT地域)事業について、国交省から聞き取り

 2月10日(金)、宮本徹議員は、里吉ゆみ都議、江口じゅん子世田谷区議とともに、『外環道、シールドマシーンによる本線工事に対する申し入れ』国交省に手渡し、外環道・東名JCT地域での事業について、聞き取りを行いました。
聞き取りには、吉良よし子、山添拓の両参院議員秘書も同席しました。

以下2017年2月19日付東京民報より抜粋

東京の住宅地、水源地帯の下を巨大トンネルが横断する外環道計画をめぐって、国などが19日にトンネル掘削機の発進式を開こうという重大情勢のもと、日本共産党の宮本徹衆院議員と地元の地方議員らが10日、国交省をただし、本線掘削開始に抗議し、工事中止を求めました。
外環道計画は、世田谷区から練馬区まで、市街地の下を約16キロメートルにわたって、地下を直径16メートルのトンネル2本で貫こうというもの。シールドマシーンと呼ばれるトンネル掘削機は、国内最大のものを使用するなど、都市の下に巨大トンネルを掘る、かつてない工事です。地下水の枯渇や汚染のほか、地盤の隆起・陥没が起きれば住宅地に甚大な影響が出るとして、大きな不安がもたれています。
国は、2日から7日まで、世田谷区、三鷹市、武蔵野市、調布市で掘削工事に関する説明会を開催したほか、19日に世田谷区内でシールドマシーン発進式を開く予定で、いよいよ掘削工事がはじまろうとしてます。
宮本氏は、練馬区の青梅街道インターチェンジ予定地周辺では、町会ぐるみの反対運動が広がり、用地買収が進んでいないと強調。「計画を完成させる見通しもないのに、なぜ見切り発車するのか。不安、心配の声が強く、中止すべきだ」と求めました。
参加者は地権者の了解なく掘り進める大深度地下方式の問題や、この間の事業費の相次ぐ増大などについても、厳しく指摘しました。
世田谷区選出の里吉ゆみ都議と同区議の江口じゅん子氏が同席。工事被害への住民の不安を示し、発進式に抗議し、工事中止などを求める文書を手渡しました。
国交省の担当者は、これまで2020年度としていた完成時期について、課題が多くあり、具体的な開通時期を見通すことは困難になっていることを認めました。
吉良よし子、山添拓両参院議員秘書、谷川智行衆院比例東京ブロック予定候補が同席しました。