「力合わせて憲法守る」 施行72周年 街頭演説

 憲法施行から72年の3日、日本共産党は東京・JR池袋駅前で憲法記念日にあたっての街頭演説を行い、宮本徹衆院議員、吉良よし子参院議員、とや英津子都議が安倍政権による9条改憲に反対する「3000万人署名」を呼びかけ「力を合わせて憲法を守り、暮らしに生かす政治をつくりましょう」と訴えました。
 宮本氏は、安保法制=戦争法のもと任務が拡大し、空母の保有に踏み込み、米軍の空爆作戦に一体的に取り組むことが可能となる自衛隊を9条に明記すれば、アメリカの戦争に日本が参戦し自衛隊員の命を危険にさらすことになると告発。「国民と自衛隊員の命を守るため、9条を変えさせない」と表明し、参院選で改憲勢力を少数に追い込もうと呼びかけました。
 吉良氏は、改憲項目で教育の充実をうたう安倍政権のもと、国会に提出された「高等教育無償化」を掲げる大学等修学支援法案について、無償化対象が限定的で消費税増税が財源とされるうえ、学費は値下げしないものだと批判。東京の学生の家賃を除く1日の生活費がわずか677円との調査結果を紹介し、「教育のためにやるべきは改憲ではなく、欧米並みに教育予算を抜本的に増やし、高すぎる学費を下げることだ。その政治を実現するため、参院選での共産党躍進を」と訴えました。
 自転車を降りてペンを握るなど、多くの人が署名に応じました。

以上2019年5月4日付赤旗日刊紙より抜粋(写真は赤旗写真部提供)