全国基地爆音訴訟原告団の外務省、防衛省交渉に同席
6月5日、第44回全国公害被害者総行動が行われ、同日午後、全国基地爆音訴訟原告団らによる、外務省、防衛省に対する基地騒音公害被害解消などを求める要請が行われました。
要請には、共産党から宮本徹衆院議員、山添拓参院議員、吉良よし子参院秘書らが参加しました。
以下2019年6月8日付赤旗日刊紙より抜粋
第44回全国公害被害者総行動が5日に行われ、同日午後、全国基地爆音訴訟原告団らは、外務省と防衛省に対し、基地騒音公害被害解消などを求める要請を行いました。
普天間基地爆音訴訟原告団の原告は、沖縄県宜野湾市の普天間第二小、緑ヶ丘保育園に続き、浦添市立浦西中学校に米軍ヘリの部品が落下した問題で、米軍機は学校上空を飛んでいると批判。防衛省の担当は「雲や風向きに影響されるので、場周経路をぴったり飛べない」と述べ、怒りの声が広がりました。
嘉手納基地爆音差止訴訟原告団の原告は、「補聴器をつけると、音を強く拾うので、ジェット機が飛ぶと目、鼻、耳が飛び散るくらいの音だ」、「自閉症の子どもは、わたしたちが聞き取れない音を聞き取り、突然叫びだし、その直後に飛行機の爆音が鳴り響く」など、爆音被害の実態を告発。また原告団は「そもそも爆音自体が違法。日本の環境基準に違反すると、米側に明示して被害軽減を求めるべきだ」と指摘しました。防衛省の担当は「できる限り最小限になるよう求める」と述べるにとどまり、「環境基準を守れとすら米側に言えないのか」と批判の声が上がりました。
要請には、日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員、社民党の福島みずほ参院議員が参加しました。