羽田新飛行ルート決定に抗議
羽田空港に離着陸する国際便が都心上空を通る新飛行ルート(羽田新飛行ルート)の決定について、日本共産党の宮本徹衆院議員は8日、国会事務所に国土交通省の担当者を呼び、「地元の理解が得られないなかで決定するなど許されない」と抗議しました。日本共産党の白石たみお東京都議が同席しました。
宮本氏は、安倍首相が「地元の理解を得て実現」(2018年1月の施政方針演説)と述べ、石井啓一国交相も「『地元』に地方議会も含まれる」(19年4月12日、衆院国交委員会)と答弁してきたと紹介。同ルートは「容認することはできない」と全会一致で決議した品川区議会などの了解もないまま「地元の理解を得たなんて言えない」と批判しました。
白石都議は、国の住民説明会でも「納得できない」との声が圧倒的だったとして、「『地元の理解を得た』という根拠はまったくない。乱暴すぎる」と批判しました。
国交省の飯田修章・東京国際空港企画室長は「(自治体から)いただいた意見に丁寧に対応していくということで、理解を得たと国の方で判断した」などと一方的な理解を繰りかえしました。
宮本氏は「勝手な話だ」「手続きを進めるのはまかりならない。新ルートは撤回すべきだ」と主張しました。
以上2019年8月9日付赤旗日刊紙より抜粋
※国交相への抗議には、小池晃、山添拓、吉良よし子の各参院議員秘書も同席しました。