全労連結成30周年レセプションに参加
全労連は22日、川崎市で結成30周年記念レセプションを開きました。
共闘の広がりを反映して各界から激励が寄せられ、新たな前進をめざす決意にあふれました。あいさつした小田川義和議長は、「軍事費を削って暮らし、福祉、教育の充実を」など掲げた目標が野党の共通政策に反映されるまできたと述べ、「憲法に依拠した運動を引き継ぎ発展させていきたい」と語りました。
個人の尊厳、ジェンダー平等など広がる新たな市民運動との連帯にふれ、「労働運動でも個人の尊厳が実現できる働き方をめざして取り組んでいきたい」と述べました。
「一致する要求での共闘を深く広くし、安倍政権打倒につなげていきたい」と強調。「市民と野党の共闘の一翼を担い、運動を成果につなげ、すべての労働者、市民と手をつなぐ存在をめざしていく」と表明しました。
歴代議長、事務局長を代表して熊谷金道元議長は、「たたかう労働運動をつくる結成の原点を再確認し、職場で魅力ある、たたかう労働組合をつくってほしい」と激励しました。
純中立労組懇談会の砂山太一全農協労連委員長、日本共産党の市田忠義副委員長、総がかり行動実行委員会の高田健共同代表、全国商工団体連合会の太田義郎会長、新日本婦人の会の米山淳子会長らがあいさつし、「全労連の努力が運動を支えている。一緒に安倍政権を倒そう」(高田氏)と述べました。
市田氏は「30年の歴史を踏まえて、新しい時代を切り開く大きな役割を果たされていることに敬意を表します」と述べました。
全労連が、(1)市民と野党の共闘をつくりだす原動力(2)新しい市民運動と連帯し支える縁の下の力持ち(3)ナショナルセンターの違いを超えて要求にもとづく共同を先進させるかなめ―の役割を果たしてきたとたたえました。
国政と税金の私物化が極まる「安倍政権の延命をこれ以上許すわけにいかない」とのべ、「市民と野党の共闘で安倍政権を倒し、野党連合政権への道を切りひらく上で、いっそうの役割を果たしてほしい」と訴えました。
以上2019年11月24日付赤旗日刊紙より抜粋