「桜」追及受ける安倍首相 目にあまる質問時間つぶし

 「桜を見る会」の私物化疑惑で、野党の追及に追い詰められ破綻を深める安倍晋三首相ー。答弁拒否、はぐらかし、資料の提出拒否に加え、野党の「質問時間つぶし」が目にあまる状況です。
 5日の衆院予算委員会で日本共産党の宮本徹議員が「記録が(破棄してしまって)ないというので記憶を尋ねる」として、「首相の地元からの参加者で内閣府から参加を断られた人がいるのか、事務所スタッフの記憶を確かめて答えて」と迫りました。
 安倍首相は、「内閣官房によるとそのような例はあるが、事務所側では名簿をもらっていない。招待されなかった人数などは分からず、通知もしていない」うんぬんと長々と答弁。宮本氏が「質問に答えていない」と追及しても首相は、同じ答弁を6回も繰り返しました。露骨な「質問時間つぶし」です。議場は騒然。
 また、宮本氏が「招待されなかったのは妻の昭恵氏の推薦ではないか」として、昭恵氏の記憶を確認するよう通告したと迫ると、「妻からの推薦枠というものはない」とはぐらかしの答弁を3度、4度。
 宮本氏は事務所スタッフや昭恵氏の記憶の確認は、「総理にしかできないことだ」と指摘。10分の短い質問時間を浪費する答弁に「本当に納得できない」と批判しました。

以上2020年2月7日付赤旗日刊紙より抜粋