小泉環境相 対策本部より新年会 欠席認めるも居直り5連発

 小泉進次郎環境相が、16日に行われた政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の第10回会合を欠席し、地元の神奈川県横須賀市で自身の後援会の新年会に出席していたことが、18日の衆院予算委員会で分かりました。日本共産党の宮本徹議員が追及しました。小泉氏は「(宮本氏の)指摘の通りだ」と事実を認める一方で、「政府のルールにのっとった対応だ」と居直りました。
 宮本氏は「16日は一日、小泉氏は政務だったと説明された」と指摘。「インターネット上には、乾杯している写真や、小泉氏が升にサインをしている写真がある。新型コロナウイルス対策よりも後援会行事を優先したのか」と迫りました。
 小泉氏は質問に答えず、「大臣が東京を離れる場合の政府のルールにのっとった対応だ。危機管理は万全だ」と強弁。「対策本部のあった時間帯に何をしていたのか」との質問にも答えず、同じ答弁を全体で5回繰り返しました。
 宮本氏は「厚生労働省の職員などは寝ずに頑張っている。政府全体の士気に関わる」と批判しました。
 16日は、国内で感染経路の分からない感染者が拡大するなか、対策本部に加えて初の専門家会議も行われ、電話相談を24時間対応にし、「相談・受診の目安」の作成が始まるなど、政府が対応を加速させた日でした。

以上2020年2月19日付赤旗日刊紙より抜粋