賃金未払い対応早く 大手整骨院MJG 労組準備会の厚労省への要請に同席
大手整骨院チェーンMJG(メデイカルジャパングループ)が、受付職員シフト外しや賃金未払い、採用内定者の処遇など賃金・雇用問題を放置している件で、神奈川県医労連MJG労働組合準備会と神奈川労連は衆院第1議員会館で1日、厚生労働省に労働者の生活を守る対応を求めました。日本共産党の畑野君枝、宮本徹両衆院議員が同席しました。
MJGは、120人の内定者に「東京はコロナの影響で都市閉鎖された」と虚偽説明で1日の入社式延期を通知。経営陣は連絡が取れず、労働者は退職手続きもできません。
神奈川労連の住谷和典は、「会社は、賃金を払わず解雇とも言わず、倒産もせず被害だけ広げている」と強調。MJG労組準備会の安藤研人委員長は、「管理職がいなくなり、店舗を続けるか閉めるかも判断ができない。犠牲になるのは患者さんと労働者だ」と訴えました。
厚労省の担当者は、「本社のある新宿の労働基準監督署、ハローワークで調査し、各地で対応に差が出ないよう本省で調整する」と答えました。
宮本議員は、「厚労省は、MJG経営陣とコンタクトできているのか。労働者は次の一歩が踏み出せない」と指摘。厚労省の担当者は「賃金明細などでハローワークで離職票が作成できる」と答えました。
畑野議員は、「MJGは昨年11月、景品表示法令違反命令を受け、問題を積み重ねている。早急に対応すべきだ」と強調しました。
以上2020年4月2日付赤旗日刊紙より抜粋