ひとり親児童扶養手当を倍増 野党が支援法 衆院に提出
日本共産党と立憲民主党、国民民主党などの共同会派と日本維新の会は15日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で経済的に苦しむひとり親家庭を支援する法案を衆院に共同で提出しました。児童扶養手当の受給世帯を対象に、今年の3月から半年間(8月分まで)、同手当の満額支給分と同額を臨時特別給付金として上乗せします。
法案には、9月分以降の支給についても、半年後の状況を考慮し、継続した給付金の支給を検討することを盛り込みました。
提出後の記者会見で立憲民主党の尾辻かな子衆院議員は「ひとり親家庭の多くは、平時でさえ苦しい生活状況なのに、新型コロナウイルス感染症の影響で、収入の減少に加え、学校の休校で食費や光熱費などの支出も増加し、より厳しい生活を強いられている」と指摘。「児童扶養手当を倍増し、安心して暮らせるようにと法案を提出した。速やかに法律を成立させたい」と決意を語りました。
日本共産党の宮本徹衆院議員は、「休業要請が延びる中で仕事を失う方が増え、大変な困窮状況が広がっている。一刻も早く、生活への支援を強める必要があるとして児童扶養手当を倍増させる法律を出した。与党にも働きかけ、実現のために力を尽くしたい」と語りました。
以上2020年5月16日付赤旗日刊紙より抜粋(写真は赤旗提供)