オスプレイ飛行停止求めよ 部品落下めぐり 防衛省に

 米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)に配備されているCV22オスプレイからの部品落下が明らかになった問題で18日、日本共産党の宮本徹衆院議員が防衛省に飛行を停止させるよう求めました。基地周辺の市議らが同席しました。
 防衛省の担当者は米側からの情報として、16日午後5時頃に飛行した後の点検で「サーチライトシステム」(覆い)紛失が判明し、落下場所は不明などと説明しました。
 宮本氏らは当該機の飛行経路や部品の取り付け位置、材質など詳細な説明を要求。防衛省側は「わからない」「追加情報があれば出すように求めている」などとくり返しました。
 同席した市議は「米側の情報を流すだけでなく防衛省として調査すべき」(内野直樹武蔵村山市議)、「飛行機からの部品落下は何回もくり返されている」(井上たかし青梅市議)などと批判しました。
 宮本氏らはCV22オスプレイが部品逸失後も飛行していることが住民により目撃されていることを指摘、原因や再発防止策も明らかにされておらず、飛行は停止させるよう強く求めました。
 同事故についてはオスプレイ反対東京連絡会も18日、事務局長談話を発表し、原因究明や訓練中止を求めています。

以上2020年6月20日付赤旗日刊紙首都圏のページより抜粋