国立公文書館で初開示の桜を見る会推薦者名簿を確認。やっぱり「60」は首相の推薦枠

 日本共産党の宮本徹衆院議員の調査で、桜を見る会の「受付票」に記された区分番号「60」が首相の推薦枠だった疑いが濃厚になりました。
宮本議員が閲覧申請していた「桜を見る会招待者名簿」(2006年)を国立公文書館が初めて開示したもの。同文書の区分番号「60」の備考欄には「総理」と記載されていました。
前年05年の「分野別招待者数」の区分番号「60」も「総理大臣」の推薦枠でした。
同会をめぐっては、マルチ商法で被害者を出したジャパンライフ元会長が首相推薦枠で招待された重大疑惑が浮上。同社の宣伝資料に記された受付票の区分番号は「60」でした。しかし安倍晋三首相は「60」が首相推薦枠と認めませんでした。
宮本議員は「首相の妻・昭恵氏の友人・知人も『60』で招待されている。区分番号『60』が代々、首相枠だった可能性はいっそう高まった。首相は早期に国会を開き、説明すべきだ」と語ります。

以上赤旗日曜版2020年8月23日号から抜粋