外環道工事で振動被害 現地調査

 東京外環道(関越道~東名高速間)の地下掘進工事で東京都調布市の市街地では振動などによる被害がおきている問題で、日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員、田中とも子都議予定候補は9月30日、現地を調査し、住民から実情を聞きました。岸本なお子、坂内淳市議が同行しました。
 現地では大深度地下を巨大なシールドマシン(掘削機)で掘り進む工事が行われています。住宅では外構の壁面がはがれて崩れる、亀裂が生じる、敷地と道路のL字溝との間が広がる、などの被害もおきています。
 宮本、山添氏らは一帯をまわり被害状況を確認、水を入れたペットボトルを支柱において振動を確かめるなどしました。住民は「家の中にいると振動で具合が悪くなるほど」「シールドマシンが通過するかなり以前から振動を感じ、下から突き上げるような振動があったという声も出ている」「被害は2本のトンネルのうち片方の工事によるもので、近くもう1本の工事も行われ不安」などと口々に語りました。
 両氏は「大深度地下での工事は地上への影響は生じないとして住民の同意もなくすすめられてきたもの。調査と原因究明、対策が求められており、工事は停止すべきだ」などと語りました。

以上2020年10月7日付赤旗日刊紙首都圏のページより抜粋