「つながって生き抜く!」 「骨格提言」実現求め討議

 「『骨格提言』の完全実現を求める10・23大フォーラム つながって生き抜くぞ!コロナの社会のわたしたち」が23日開かれ、メイン会場の国会と全国の4会場をインターネットでつなぎました。主催は骨格提言を求める大フォーラム実行委員会。
 「骨格提言」は障害者自立支援法廃止後の新法のベースになるものとして、2011年に障害者・家族らが委員を務める政府の部会がまとめました。小宮山洋子厚労相(当時)が、その内容を段階的に実現していくと答弁しています。
 病棟転換型居住系施設について考える会代表の長谷川利夫さんは、元看護師ら6人が有罪判決を受けた神戸市の精神科病院の事件に触れ「準強制わいせつや監禁など非常におかしい虐待」と非難。「障害をもった人を差別するということは一刻も早くなくさなければならない」と強調しました。
 神奈川県障害者自立生活支援センターの鈴木治郎理事長は、コロナ過でやまゆり園追悼式が中止になり、「世間の関心が薄れている。あの事件を絶対に風化させてはならない」と力を込めました。
 「集会宣言」を採択。コロナ過のもとで大フォーラムが開かれた意義を強調しました。
 日本共産党の倉林明子参院議員・副委員長と宮本徹衆院議員、れいわ新選組、立憲民主党、社民党の国会議員が参加し、あいさつしました。

以上2020年10月24日付赤旗日刊紙より抜粋