明細書・領収書提出迫る 「桜」前夜祭 安倍氏に野党側
野党の「総理主催『桜を見る会』追及本部」は28日、「桜を見る会」前夜祭疑惑の真相を解明するため、ホテルが発行した明細書や領収書、安倍晋三前首相が答弁を訂正したいとする事実と異なる箇所はどこか、ホテルへの支出に見合う補てん収入の4項目について、資料提出を求める要求書を安倍前首相、衆参の議院運営委員長に提出しました。
国会内で記者会見した追及本部の黒岩宇洋事務局長(立憲民主党・衆院議員)は、衆参両院の議院運営委員会で行われた安倍晋三前首相への聴取(25日)の答弁で、「疑念は晴れるどころか、さらに深まった」と指摘。安倍前首相が発言を訂正したいとしている箇所すら具体的にわからないと批判しました。
田村智子事務局長代行(日本共産党・参院議員)は、「要求する4点は、疑惑の焦点である『桜』前夜祭が供応接待にあたるのではないかという核心部分のものだ。安倍氏は資料を示し、まともな説明をすべきだ」と強調。日本共産党の宮本徹衆院議員は、「領収書が出てくれば宛先がわかり、(安倍前首相の資金管理団体である)晋和会の政治資金収支報告書が虚偽記載かどうかがわかる」と述べました。
以上2020年12月29日付赤旗日刊紙より抜粋(写真は赤旗提供)