医療的ケア児支援を 当事者・家族ら 法案成立求め署名提出
医療的ケア児とその家族らが13日、国会で支援法案の成立を求めるネット署名・団体署名2万6574人分を手渡しました。法案は超党派議連「永田町子ども未来会議」が準備。署名は、与野党の筆頭理事が受け取りました。
提出集会では、野田聖子氏(自民)、荒井聰氏(立民)のほか、日本共産党の宮本徹衆院議員があいさつしました。
家族らが次々マイクを握り、「これからも医療的ケア児は増えていく。自立して生きていける日本社会をつくって」「私の子どもはあと6年、学校生活が残っているが、本当は何年残っているか分からない。一日も早い支援を」と声を詰まらせました。
「私はもっと学校に行きたい。毎日行って、勉強したい。学校に行けるようにしてください」とケア児の手紙も読み上げられました。
宮本議員は「障害のあるなしにかかわらず、だれもが学べる、生きていける。政治がすべての人に保障しなければいけない、最低限の仕事だ。みなさんと一緒に、成立に向け頑張る」とあいさつ。
小児科医の前田浩利医師(医療法人財団はるたか会)は「医療的ケア児は、小児医療の中で非常に重要な存在です。自宅での生活を支えることは、医師にとっても明るい未来」と述べました。
以上2021年5月16日付赤旗日刊紙より抜粋