東京20区オンライン演説会 東大和市の無所属市議 中野志乃夫さんのスピーチ
日本共産党は、衆院東京20区(東村山市・東大和市・武蔵村山市・清瀬市・東久留米市)のオンライン演説会を開催しました(9月12日)。市民と野党の共同候補、宮本徹衆院議員を衆院東京20区から国会に送り出すために、幅広い方々がスピーチしてくださいました。清瀬市の無所属市議・ふせ由女(ゆめ)さん、東久留米市の市民党市議・青木ゆうすけさん、東村山市の立憲民主党市議・藤田まさみさん、東大和市の無所属市議・中野しのぶさんです。スピーチを順次、紹介します。
今回は、東大和市の無所属市議、中野志乃夫さんのスピーチです。
【東大和市の無所属市議、中野志乃夫さんのスピーチ】
こんにちは。中野志乃夫です。各市の野党の仲間のみなさんが、なんとか宮本さんをおしあげたい、そうした思いでがんばっている姿を見て、たいへん感銘を受けております。
衆院選に立候補した経験から
ずいぶん昔になりますけれども、中選挙区から小選挙区に変わるとき、それまでこの地区は「東京7区」という大きな中選挙区でした。私はたまたま菅直人氏を応援していた。この地区は、小選挙区の「東京20区」(東大和市・東村山市・武蔵村山市・清瀬市・東久留米市)に変わりました。そのとき、なぜか私が急に候補者に選ばれて、20区の民主党の支部長として衆院選に出ることになりました。公示のたった1カ月前です。
急に菅さんから電話が私のところにあって、いきなり「歳は何歳?」とか聞かれて。そのとき39歳ですけれど、「いい歳だねえ」なんていわれて、「出てくれないか」ということで、市議会議員でしたけれども落ちるのは分っているから、「腹を切ります」という形で出ました。1996年10月のことです。
そのときにですね、たった1カ月くらいの期間しかなかったけれども、4万1705票を獲得しました。あのとき、もし民主党が比例を共通のランクにしていたら、私も惜敗率で受かっていたんですけれども、そんな歴史があります。
野党が共闘すれば勝てる
当時のことを思い出して、もう一度、どうだったかを振り返ってみたら、偶然ですけれども、東村山の市議会議員をやっている朝木直子さんも無所属で衆院選に出ていたんですね。公明党の大野由利子さんが受かっていました。だけど、朝木さんと私の票を足したら、何票差かで勝っているんですね。このとき共産党さんは、前沢延浩さんという方が出ていました。前沢さんの票を加えたら圧勝しているんですよ。
そのあと、この東京20区に関しては、加藤公一さんが私のあとに出て、がんばらせていただきました。
いってみれば、この東京20区では野党ががんばることができた。自民党の木原誠二さんが受かることもありましたけれど、過去の選挙結果を見ても、共産党さんがもし協力してくれていたら、ほとんど勝っている。そういう選挙区でもあるんですね。
自民党政権を倒すためなら共産党とも共闘する
私はもともと、野党は絶対に共闘すべきだとずっと思っていました。共通の課題で、これをこう変えるというものがあれば共闘して、あとで調整すればいいんですよ。まず、どうしようもない自民党政権を倒してから考えましょう、ということで十分だと私は思っています。
今回、宮本さんに対して市民の中からも、各市の市民連合という形でいろいろな動きが起こっている。共産党さんだからいやだとか、一部昔ながらの人もいるけれど、共産党だろうが誰であろうが、共通して力を合わせてこのおかしな自民党政権を終わらせる、ということができるならば、共闘するのが当たり前じゃないか。私は、そう思っております。
東京20区は宮本徹さんを押し上げたい
今回、いろいろ私も言われます。「なんで中野さんは共産党をやるんですか」言われるけれども、私から言わせれば、共産党さんはいちばん地域的に密着した活動をしているし、地道な活動をしているじゃないか、と。そういった人たちと一緒に組んでどこが悪いんだ、という思いを私はもっています。
ですから、ぜひとも、東京20区では宮本徹さんを、力を合わせた形でおしあげていきたい。そう思っておりますので、最後まで一緒にがんばりましょう。