解散にあたり。東京20区から政権交代の流れをつくりましょう
10月14日に衆議院が解散され、私も議員バッヂをはずしました。19日に衆院議員選挙(総選挙)が公示され、31日に投開票されます。私は、日本共産党の比例東京ブロックの予定候補、そして小選挙区=東京20区(清瀬市・東久留米市・東村山市・東大和市・武蔵村山市)の予定候補です。東京20区では市民と野党の統一候補として、必勝を期します。市民のみなさんと一緒に、東京20区から政権交代の流れをつくるために全力をあげます。私の訴えをお読みください。
総選挙 短時間の決戦
戦後初めてのこと
宮本徹です。衆議院が解散となりました。なか4日をおいて衆院議員選挙(総選挙)がスタートします。解散から選挙のスタートまで、こんな短期間というのは戦後なかった事態です。
岸田内閣では政治は変わらない
臨時国会ではっきりした政権交代の必要性
新内閣(岸田文雄内閣)へのご祝儀相場の間に選挙をやってしまおうという思惑なのかもしれません。しかし、非常に短かった臨時国会の3日間の代表質問で、やっぱり岸田さんでは政治は変わらない、ということがはっきり見えてきたと思っています。
アベノミクスが貧困と格差を広げた。このことへの反省もない。医療崩壊を引き起こしたことへの反省もない。森友問題の再調査を赤木雅子さんが求めても聞く耳をもたない。選択的夫婦別姓制度については「検討」という項目すらなくなり、自民党総裁選の目玉公約として掲げていたお金持ち優遇税制を正すことも先送りになってしまいました。「これでは、安倍さん・菅さんの政治とほとんど変わらないではないか」という声が街のなかからたくさん聞こえてくる状況です。
政治を変えるためには、政権交代が必要だ。このことが短い国会でもはっきりしたのではないでしょうか。
宮本徹は市民と野党の統一候補に
今度の選挙は政権選択選挙
私たち野党は政権交代に向けて、共闘体制を整えてまいりました。昨日(13日)までに一本化をおこなう選挙区の調整を続け、289の選挙区のうち215の選挙区で野党5党が候補者を一本化いたしました。166が立憲民主党、35が日本共産党、国民民主党が7つ、社会民主党が6つ、れいわ新選組が1つ。こういう数です(14日現在)。
そしてこの東京20区(清瀬市・東久留米市・東村山市・東大和市・武蔵村山市)は、私、宮本徹が野党5党で一本化された予定候補です。政権交代のためには、一つひとつの選挙区で与野党が逆転していくことがどうしても必要です。
いままで共産党の候補にいれたことはない、という方がたくさんいらっしゃるかと思いますが、今度は政権選択の選挙です。そのために私たちは候補者の一本化をすすめてまいりました。立場の違いを超えて、政権交代のために、あなたの力を宮本徹へおかしください。力を合わせて東京20区から政権交代を実現していこうではありませんか。
政権交代
命と暮らしを守る覚悟をもったコロナ対策を
政権交代で、まずはコロナ対策で、命と暮らしを守る覚悟をもった政策にしっかり取り組む政権をつくりたいと思っています。この1年9カ月、野党議員であることのもどかしさを感じ続けてきました。歯がゆい思いを重ねてきました。専門家のみなさんが警告を発しているのに、なんで「Go To」をやったりオリンピックをやったりするのか。なんで、病床確保にゴテゴテにまわり「自宅療養が基本だ」なんてことをいってしまうのか。
命と暮らしを守る
休業支援や給付金、消費税減税
暮らしの支援では、非正規雇用のみなさんが職を失い、仕事を失って苦しむなかで、私は何度も何度も何度も国会で質問しました。休業支援金ができのが夏のことでした。そこから対象外にされた大企業の非正規雇用労働者が対象になるのに、さらに半年かかりました。命と暮らしを守ることにあまりに無責任な対応だといわなければなりません。
命を守る点でも、暮らしを守る点でも、後手後手すぎたことが続きました。私たち野党は政権交代で、コロナ第6波に向けて何よりも命を守っていく。そのために早期検査・早期診断・早期治療の体制をしっかりとつくる。先手先手で手を打っていく。こうした政治に切り替えていきたいと思います。
同時に、事業者のみなさんへの支援、国民への支援、給付金もおこなう。コロナで傷んだ経済を復活させるためには、消費税を5%に引き下げる。これくらいのことをやる必要があるのではないでしょうか。
命を暮らしを守り抜く。そのためにも政権交代へみなさんのお力をおかしください。宮本徹へお力をおかしください。
政権交代 暮らしに安心と希望が見えてくる
コロナは政治のひずみをみせつけた
政権交代をすれば、暮らしに安心と希望が見えてきます。この間、私は厚生労働委員として雇用の問題に全力で取り組んでまいりました。コロナのなかで、たくさんの相談が私どもの事務所に寄せられました。多くが非正規雇用労働者、不安定な働き方の人たち、そして女性でした。100万人もの方が休業手当も「もらえないまま、仕事・収入が半分以下になるということがコロナのなかで起きました。休業支援金などの制度を実現してきました。しかし同時に、あの竹中平蔵さん以来、不安定雇用をどんどん広げる、企業がもうかるためには人件費を削ればいいんだ、こういう政策がもたらしたひずみが、コロナのかなであぶり出されたのではないでしょうか
。
非正規雇用拡大の流れを転換
賃金格差を改善
私たち野党は政権交代で、小泉さん・竹中さんの時代以来持ち込まれてきた非正規雇用を広げる流れを、思い切って転換したいと考えています。私たち野党は、すでに国会に法律も提案しています。ボーナスや退職金も含めて正規雇用と非正規雇用の賃金格差を改善していく。政権が代わればたちどころに実現できる法律です。
男女賃金格差の解消へ
ヨーロッパではすでに始まっている
そして男女の賃金格差。ヨーロッパでは、格差を解消するためにそれぞれの会社が男女別の平均賃金を公表し、政府がそれぞれの企業に是正計画をもたせて点検をしていく。政治主導で賃金格差を正す取り組みが始まっています。日本でも、こうしたことを実現して、男女の賃金格差も、正規雇用と非正規雇用の賃金格差も、是正していく。こうした道をご一緒に切り開いていこうではありませんか。
最低賃金 時給1500円を
政治の責任で賃金を上げる
最低賃金は、中小企業への支援をあわせて、時給1500円に引き上げていく。夫婦2人でフルに働けば年収600万円がどの家庭にもある。これくらいの賃金水準は政治の責任で実現すべきだと思います。非正規雇用であっても、暮らしに安心と希望がもてる賃金水準にしていく。そうすれば企業の側も正社員が当たり前にしていくと思います。その流れを政権交代でつくっていきたいと思います。どうかこの点でも、私、宮本徹、勝ち抜かせてください。この東京20区から政権交代を実現させてください。
自民党政治が続けば年金が減っていく
政権交代で安心できる年金制度をつくる
私は国会で、厚生労働委員として、年金制度について、減らない年金にするために新たな財源を確保すべきだ、ということを繰り返し迫ってきました。今の年金制度では、1階の基礎年金の部分がこれからどんどん減って、30年後には3割も目減りしてしまう。とてもじゃないが、暮らしていけないではありませんか。
政治の責任は、老後もちゃんと安心できる年金制度をつくることにあると思います。そのために国庫負担をもっと増やしていく。そして、高額所得者優遇の年金保険料の集め方を是正していく。これを国会で求めてきました。このうち、宮本徹が提案した国庫負担を増やす1つの案について、厚生労働省が正式に試算するところまできました。この案をやると、3割減ってしまう基礎年金の目減りが8%か9%の目減りで止まる。しかし、これでも減ってしまいます。保険料の集め方も含めて、高額所得者優遇を是正していく。こうしたところまで踏み出してこそ、減らない年金への道がひかけてまいります。
減らない年金にしよう、と先頭に立ってがんばってきたのが、私、宮本徹です。この議席、必ず守っていただき、今度はこの地域から勝たせていただいて政権交代を実現し、減らない年金への新しい道をひらいていきたいと思います。どうか、お力添えを心からお願い申し上げます。
教育の無償化へ全力
卒業論文が私の原点
私、宮本徹のライフワークは、教育の無償化です。私が大学生のとき、国立大学の授業料を私立大学のように、工学部や理学部は高くする、医学部はめちゃくちゃ高くする、こんな話が財務省サイドから持ち上がりました。私の周りの理系の学生からは、「それでは大学院にいけなくなる」「研究者になれなくなる」という悲鳴の声があがりました。仲間たちと一緒に猛烈な反対運動をやって、断念に追い込みました。
その活動を見ていた大学の恩師が、「卒業論文のテーマは教育の無償化で書いたらどうか」と提案してくれました。私はその論文を書きました。書いた以上は、書いて終わりにするのではなく、政治を変えてこそ書いた意味がある、と考えて政治を変えていく道を選択しました。
教育無償化を前に進めたい
財源を確保する新しい政権が必要
国会へ送っていただいて1期目のとき、3年目にしてようやくテレビで生中継される質問の枠をいただくことができました。そのとき私は、当時の安倍首相に、教育の無償化、給付制奨学金の問題をただしました。
当時、給付制奨学金の対象は学生さんの2%しかなかった。他の国では2割、3割、4割、5割、国によっては100%の学生が給付制の対象になっています。パネルも示して安倍さんに迫りました。安倍さんも日本の少なさにショックを受けたのか、財源を確保して増やしていきたい、と答弁しました。そして、2020年度から、給付制奨学金の対象が拡大された新しい新就学制度がスタートしました。
しかし、まだ不十分です。このコロナのなかでは、少なくない方々が退学せざるを得ないということになってしまいました。さらに教育無償化を前に進めていくためにしっかり財源を確保する新しい政権をつくっていきたいと考えています。
アメリカで起きている変化
日本でできないはずがない
アメリカでは昨年、政権交代が起きました。バイデンさんは、お金持ち優遇税制を正す、大企業優遇税制を正す、その財源でコミュニティカレッジという1000万人の方が学んでいる大学の授業料を無償にしていく道に踏み出しました。日本でも政権交代で、ゆがんだ税金の集め方をしっかり正して、教育の無償化へ進んでいこうではありませんか。この仕事をさらに大きく前に進めるためにも、政権交代を実現しましょう。比例代表では、日本共産党へとお力をおかしください。
気候変動に正面から取り組む
50年前に警鐘を鳴らした真鍋淑郎先生
今度の衆院議員選挙のもう1つ大きな争点は、気候変動の問題だと思っています。
ノーベル物理学賞を真鍋淑郎先生が受賞されました。真鍋先生の研究は、50年前に気候モデルというものを生み出して、二酸化炭素がこの星で増えていけば温暖化がすすんでいくことを明らかにしました。それから50年。その警告どおりに、私たちのこの星は温暖化がすすみ、毎年のように異常気象が起き、台風は大型化し、私たちのこの国は気候変動のなかでもっとも大きな影響を受けている国の1つということになっています。
世界は結束して二酸化炭素の削減に踏み出す
石炭火力発電の増設など世界の流れに逆行する日本の政治
いま世界は結束して、地球の未来を守るためにCO2(二酸化炭素)の大胆な削減に踏み出しています。世界の目標は、あと9年の間にCO2を45%削減することです。先進国はたくさんCO2を出していますので、アメリカにしろイギリスにしろ、もっとたくさんCO2を減らそう、50%、60%減らそうという目標を掲げています。
ところが私たちの国はどうでしょうか。CO2の削減目標は、2010年比で2030までに42%です。先進国におよばないどころか、世界の共通の目標にも達していない。しかも、日本政府が掲げている目標すら、いまのままでは絶対に達成しません。なぜなら、新たな石炭火力発電の増設にすすもうとしているからです。
世界では、CO2をもっとも排出する石炭火力発電は2030年までにやめよう、という動きがすすんでいるのに、岸田総理は、国会で私たちが正しても、いつまでになくすのかを一言もいいません。今の状態がこのまますすんでいけば、2100年に東京の気温は43.3度になると気象庁のホームページに書いてあります。そんな未来にするわけにはいかないのではないでしょうか。
一人ひとりの1票の重み
子どもたちの未来へ大人の責任を果たす
こんどの衆院議員選挙で、一人ひとりが手にしてる1票には、子どもたちの未来に向かって大人が果たさなければならない責任が込められていると思います。立場の違いを超えて、気候危機打開に真剣に取り組む政権を衆院議員選挙でつくろうではありませんか。そのためにも、東京20区の野党統一の予定候補、宮本徹へご支援たまわりますことを心からお願い申し上げます。
政権交代でジェンダー平等を前に進める
選択的夫婦別姓に背を向ける自民党
もう1つ、ジェンダー平等を前に進めるためにも政権交代が必要だということが、改めてはっきりしてきました。
岸田さんが総理になったときに、選択的夫婦別姓制度くらいは前に進むのではないか、と思っていました。なぜなら岸田さんは、早期実現を求める議連の呼びかけ人だったからです。ところがどっこい、どうでしょうか。自民党の政調会長に高市早苗さんという方を据えたがために、自民党の公約から、これまであった「検討」という言葉すらなくなってしまいました。自民党さんが与党の政権であるかぎり、これまで25年たっても政府の法制審議会が出した結論に背を向けてきた、これからもっと何十年にもわたって選択的夫婦別姓制度は実現しないということなのではないでしょうか。
宮本徹は旧姓で活動しています
通称使用を拡大すればいい、ということにはならない
私、宮本徹の宮本は、旧姓です。通称で政治活動をしていります。おそらく、若い多くのみなさんが職場で通称を使って活動されているのは、そのまで自分が積み上げてきたキャリアがたたれたくないという思いがあるからだと思います。私も同じであります。結婚して妻の側の戸籍名にしましたけれども、宮本徹として生きてきたそれまでの人との関係などをつないでいくために、旧姓で活動してきました。
与党のみなさんはよく、通称使用を拡大すればいいだけではないか、といいます。しかし、いくら通称使用を拡大しても、不利益な解消されないのです。
私も、国会の仕事で海外にでかけ政府機関と意見交換することもあります。パスポートの表記というのは、戸籍名です。いまは戸籍名の後ろにカッコで通称を書けますけれども、海外の人はカッコの意味なんてわかりません。
ある政府機関と意見交換をした際、机の上に置かれた三角の席札には私の戸籍名が書かれていました。私はあわてて、マジックで旧姓に書き換えて意見交換の場に臨みました。おそらく、通称で活動されている多くのみなさんが、いろんなところで不都合な場面、屈辱的な場面にであってきたのではないかと思います。
通称使用を拡大すれば選択的夫婦別姓制度にしなくてもいいんだ、というはまったくの間違いだということを当事者として申しあげたいと思います。選択的夫婦別姓制度を前に進めていくためにも、政権交代が必要です。どうか宮本徹へ、あなたのお力をおかしください。
共産党の国会議員だからできたこと
企業団体献金をもらわない党だから
私、宮本徹は、この衆院議員選挙で、この東京20区から野党統一候補としてたたかいます。同時に日本共産党比例東京ブロックの候補者でもあります。
私は7年間、日本共産党の議員だったからこそできたことがたくさんある、と自負しております。私たちの党の1つの特徴は、政党のなかで唯一、企業団体献金を受け取りません。清廉潔白な活動をしております。政党助成金も私たちだけは受け取らない。党の懐事情はたいへん厳しいですけれども、多くのみなさんの個人の寄付金や「しんぶん赤旗」に売り上げでなんとか活動を成り立たせています。
国民の浄財で成り立っている党
比例は日本共産党へ
国民一人ひとりの浄財だけで成り立っている党だからこそ、企業のおかしな行為に対して一つひとつ国会で取り上げて、メスを入れることができます。比例は日本共産党へ。みなさんのご支援をこころからお願いいたします。
コロナのなかの大量解雇計画
直ちに国会で取り上げ、政府を動かす
コロナのなかでいちばんはじめに大量解雇の案件が起きたのは、タクシー業界でした。東京にあるロイヤルリムジンという会社が、お客さんがほとんどいないということで、従業員600人一斉解雇というのを発表しました。解雇予告手当もはらわず、退職強要をする。私のところにも、働いている方から、労働組合の方から、「とんでもない」という相談がきました。
私はすぐにこの問題を国会で取り上げました。ルールなき解雇は許されないと政府は指導すべきだ、雇用調整助成金を使って雇用を維持すべきと発信するべきだと求めました。政府は、問題があったら指導する、と答弁しました。実際に、厚労省、国交省からさまざななことがなされました。その結果、解雇、退職強要は撤回されました。雇用調整助成金を使って雇用を守る。この流れが広がっていきました。
企業献金をもらっていないからこそ、一つひとつの企業で起きていることをリアルに取り上げて解決できるのが、私たち日本共産党の議席です。これまで、たくさんのサービス残業の問題、雇い止めの問題などを追及して正してまいりました。
私たち日本共産党のこの議席が増えれば増えるほど、社会のなかで起きている困難な課題を一つひとつ国会で取り上げて、解決していく・打開していくことができてまいります。どうかこの力を大きく伸ばしていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
東京20区 立場の違いを超えて
宮本徹を勝ち抜かせてください
選挙区の東京20区で野党統一候補としてたたかうのが私、宮本徹です。命をないがしろにし、暮らしをないがしろにし、人権をないがしろにしてきた政権を続けるのか。命と暮らし最優先、ジェンダー平等、気候危機打開など、多くのみなさんが願っていることを前に進める政権をつくっていくのか。この政権選択の選挙です。立場の違いを超えて、みんなで力を合わせてまいりましょう。あなたの力を、私、野党統一候補、宮本徹へかしてください。そして勝ち抜かせてください。東京20区から政権交代の流れをつくってまいりましょう。
短い選挙戦です。みなさんの大きなご支援でご支持の輪を広げに広げに広げてください。