高齢者の命・健康守れ 政治転換求め厚労省前座り込み
自公政権がすすめる高齢者のいのち、健康、人権をおびやかす政治の転換を求めて、高齢者の座り込み行動が17日、厚生労働省前で始まりました。主催は日本高齢期運動連絡会で、19日まで3日間行われます。
来年10月以降の実施が狙われる75歳以上の医療費窓口負担2倍化をなんとしても中止させようと、さまざまな団体が応援に駆けつけマイクを握りました。
日本高齢期運動連絡会の吉岡尚志代表委員(70)は、医療費2倍化法が子や孫にも負担を強いる制度であり、「命がけで食い止めたい」と決意を語りました。
全日本年金者組合東京都本部の杉山文一執行委員長(83)は、安倍政権から大幅に年金が減らされ困窮する高齢者の現状を述べ「今の自公政権ではダメだ。参院選挙での野党共闘で政治を変えていく思いでがんばりたい」と力を込めました。
杉並区で社会福祉士をする大塚政子さん(68)は、介護が必要なうえ病気を患う高齢者夫妻の「窓口負担が2倍になったら一体どうしたらいいんだ」という悲痛な声を紹介。高齢者が安心して医療・介護を受けることが重症化を防ぎ、医療費削減につながることを訴えました。
日本共産党の笠井亮衆院議員は、岸田政権がすすめる医療・社会福祉費や病床の削減計画を「許すことはできない」と批判。「誰もが安心して暮らせる社会を目指し、ご一緒にがんばりましょう」と激励しました。
武田良介、山添拓両参院議員、宮本徹、本村伸子両衆院議員が参加し連帯を表明しました。
以上2021年11月18日付赤旗日刊紙より抜粋