横田基地 ホバリング訓練に抗議 宮本議員が中止求める
米軍横田基地(東京都多摩地域の5市1町)に配備されているCV22オスプレイが、民家に近い基地内の区域でホバリング訓練をくり返し、深刻な騒音・振動被害をおこしている問題で、日本共産党の宮本徹衆院議員は27日、防衛省に抗議し、訓練を中止させるよう求めました。
訓練が行われているのは基地北東側の瑞穂町で、金網のフェンスと道路をはさみ民家からわずかのところです。住民は「1時間続くこともあり、夜10時頃でも行われる。騒音や振動がひどく、木の枝や小石も飛んでくる」などと訴えています。
CV22は同基地に2018年10月から配備され、直後からホバリング被害を住民が告発。宮本氏の国会での追及などで一時、他の場所で行われていましたが、再び民家近くで行われるようになっています。
防衛省の担当者は「長時間行わないことや基地の中心の方で行うことなどの配慮を事あるごとに米側に求めている」と説明。
宮本氏はCV22がさらに増強される計画であることを指摘、住民が撮影した動画を示しながら、強く申し入れるよう重ねて要求。防衛省側は対応を約束しました。
宮本氏は23日には、大坪国広瑞穂町議、内野直樹武蔵村山市議と瑞穂町の住民を訪問、実情を聞きました。
以上2021年12月30日付赤旗日刊紙より抜粋