「安保3文書」破りすてちゃえ 大軍拡に抗議行動・集会
岸田政権が閣議決定を強行した「安保3文書」を破りすて、大軍拡に抗議する行動が3日、衆院第2議員会館前で実施されました。
「破りすてちゃえ! 安保3文書3・3アクション」(STOP大軍拡アクション主催)と銘打った行動で、参加者約70人は「勝手に決めるな」「こんなものいらない」などと訴えつつ、約100ページに上る「安保3文書」の写しを次々と破り、用意されたごみ箱に投げ込んで怒りをあらわにしました。
行動後、参加者は「ミサイルではなく暮らしを! 大軍拡予算組み替えを求める3・3院内集会」を開催。「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」の竹信三恵子さんは、5年間で43兆円もの軍事費について、「決め方がおかしすぎる。説明もない」と批判。軍拡で社会保障が削られれば貧困が拡大し、女性は家庭内労働に縛られるとして、軍拡反対のネットワークをつくろうと呼びかけました。
日本共産党の宮本徹衆院議員は、大軍拡を盛り込んだ2023年度予算案の撤回のためにがんばると述べ、「政治そのものを政権交代で変えていかなければならない」と強調。井上哲士参院議員は、外交で隣国と仲よくなれば軍拡は不要だとして、「一緒に声を上げ、大軍拡ストップのためにがんばりたい」と表明しました。
立憲民主党とれいわ新選組の国会議員も集会に参加しました。
以上2023年3月4日付赤旗日刊紙より抜粋