『エホバの証人』の虐待問題 野党国対ヒアリング

 3月14日(火)「エホバの証人」の虐待問題に関する野党国対ヒアリングが行われました。
 「エホバの証人」内で行われた児童虐待「ムチ打ち」について、被害者の方からのヒアリングが行われました。

以下2023年3月16日付赤旗日刊紙より抜粋

 宗教団体「エホバの証人」の信者2世らの「JW児童虐待アーカイブ」が14日、国会内での野党国対ヒアリングで、225件の「ムチ打ち」被害のアンケート結果を公表し、厚生労働省にも提出しました。
 アンケートは2021年9月2~30日にツイッター上で実施。回答にはムチ打ちの道具、理由、場所、後遺症などが詳細に記されています。代表の綿和孝さん(仮名)は「どういう被害が今まであって、どれだけ傷ついてきたのかをしっかり残さないといけな」と説明しました。
 結果によると、ムチを受け始めたのは4分の3が未就学児からで、約3割が「3歳未満」から。後遺症も「素直な気持ちを表現できない」「自分の心身を大事にしなくなる」「うつになった」「痕が今でもある」など多岐にわたります。
 ムチ打ちの場所は「家」が224件と最多で、エホバの集会施設「王国会館」が133件(複数回答)。綿和さんは、会館にはムチ打ち専用の部屋があり、ムチに使う電気コードが常にドアノブにかけられており、組織的に行われていたと指摘。「エホバが団体として、ムチはもうダメだと言うだけで全てが終わるはずだ」と強調し、政府が教団に働きかけるよう求めました。
 実名で被害を証言した奥田咲里栄さんは「声を上げることができない子どもたちを守るため、こちら側から声を拾いだす仕組みを」と訴えました。