「保険証廃止法案は撤回を!」国会内集会

 4月27日(木)全国保険医団体連合会主催で、「保険証廃止法案は撤回を!」国会内集会が行われました。
宮本徹議員も会場に駆けつけ、挨拶。

以下2023年4月28日付赤旗日刊紙より抜粋

 健康保険証を廃止し、マイナンバーを強要するマイナンバー法等改正案が衆院本会議で強行された27日、健康保険証の廃止撤回を求める集会が衆院第2議員会館で行われました。全国保険医団体連合会(保団連)が主催。
 全国各地をオンラインでも結び、会場と合わせ、600人以上が参加しました。
 保団連の住江憲勇会長は、保険証廃止に関して国会審議の時間が短いと指摘し、「立法での審議は不要といわんばかりの三権分立の否定。国民主権の侵害で、断じて許されない」と述べ、政府の姿勢を批判しました。
 経済ジェーナリストの萩原博子氏がゲストスピーチ。マイナンバーカードの保険証利用では、5年ごとの更新が必要なことについて「認知症の高齢者が、暗証番号がわからず更新できないケースも出てくる」と指摘。その結果医療が受けられない事態が発生し「5年後からは、60年かけて築き上げてきた医療が崩壊し始める」と危機感をあらわにしました。
 特別養護老人ホーム施設長の介山篤さんは「入所者の保険証は、施設が預かることがほとんどだ」としたうえで、マイナンバーカードでは預かるリスクが大きすぎ「施設長として、入所者の家族に『預からせてください』とはとても言えない」と語りました。
 野党各党の国会議員が出席。日本共産党から、宮本徹衆院議員、倉林明子、伊藤岳両参院議員が参加しました。