保健で良い歯科医療を

 全国の患者と医療提供者の共同で歯科医療の改善に取り組む「保険で良い歯科医療を」全国連絡会(雨松真希人会長)が1日、国会内で集会を開きました。保険適用拡大や患者窓口負担割合の軽減などのより良い歯科医療を求める16万9724人分の請願署名を国会議員に提出しました。集会はオンラインでも開催されました。
 署名は▷お金の心配をせずに歯科医療がうけられるための患者窓口負担引き下げ▷健康保険が適用できる歯科医療の範囲拡大▷歯科医療への国の予算の大幅拡大ーを政府に求めています。雨松会長は「この間の取り組みで集約した患者、国民、医療従事者の声を国会に届けましょう」と話しました。
 愛知連絡会の大藪憲治さんは、循環器や心臓関係の専門医が、糖尿病や心臓病は歯周病と深い関連があると話して署名活動に協力してくれたと紹介。「『安心して歯周病治療がうけられるよう』『セラミックなど保険がきくといいね』と十数秒話しただけで署名が集まった」と語りました。
 三重連絡会の鵜飼伸さんは「歯科医療の現状を患者さんや国民に知ってもらうことが、一番大事だ」と、署名活動を続ける意味を強調しました。
 同集会には、日本共産党の倉林明子、田村智子両副委員長、宮本徹衆院議員が参加しました。

以上2023年6月2日付赤旗日刊紙より抜粋