「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」省庁要請　超党派の国会議員で同席

　2023年11月2日（木）、「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」は、政府に対する「有機フッ素化合物（PFAS）による地下水・水道水汚染から住民の命と健康を守る要請」を行いました。
　要請には日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員と、立憲民主党の末松義規、大河原雅子の両衆院議員が同席しました。

以下2023年11月3日付赤旗日刊紙より抜粋

　人体に有害とされる有機フッ素化合物・PFASが、東京都多摩地域に住む人の血液から高い値で検出されている問題をめぐり、住民団体「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」は2日、汚染状態の調査や汚染源の特定を求める要請書を国に手渡しました。

　要請書は、▷規制力のある水質基準の設定▷住民への血液検査▷地下水や土壌の調査▷PFASを含む泡消火剤を流出させた米軍横田基地（多摩地域）への立ち入り調査▷企業への過去のPFAS使用調査▷国が行ったPFASに関する調査の速やかな解析ーなどを求めています。
　国は、水質基準値については知見を集めている、血液検査については健康影響への知見が確認されていないと話しました。
　参加者は「住民の健康不安はものすごい」と発言。地域で親しまれる飲用井戸水から、国の暫定基準値を大幅に超えるPFASが検出されていることが紹介されました。
　日本共産党の山添拓参院議員、宮本徹衆院議員、立憲民主党の国会議員が参加し、国に迅速な対応を求めました。