統一協会問題野党国対ヒアリング 統一協会財産の保全を 被害者ら要求

 統一協会問題に関する野党国対ヒアリングが7日、国会内で開かれ、被害者らは、協会の財産を保全する法律の早期成立を求めました。
 全国統一教会被害問題対策弁護団の阿部克臣弁護士は同日の統一協会の記者会見について「非常に残念で、被害者に真摯(しんし)に向き合う姿勢が見えなかった」として、記者会見で提案した不安を訴える被害者のための100億円の供託制度より、「被害者に寄り添い、話し合うのが筋だ」と語りました。
 統一協会信者の母親が1億円以上の献金被害に遭った中野容子さん(仮名)は、「不当なやり方で集めた献金は全て返金してほしい。賠償請求を回避する目的の見せかけの謝罪は納得できない」として、臨時国会での協会財産の保全のための法律の早期成立を訴えました。
 本名と顔を出して被害を訴えてきた橋田達夫さんは「解散命令しかないと実感した。会見をみて腹立たしく感じた。財産移転をしないという協会の主張は真っ赤なうそだ」と憤りを述べました。
 日本共産党から宮本徹衆院議員が参加しました。

以上2023年11月8日付赤旗日刊紙より抜粋(写真は赤旗提供)