「重要土地等調査法」に基づく東京都内の区域指定について、内閣府・防衛省から聞き取り
2024年1月11日(木)、「重要土地等調査法」に基づき、昨年12月26日(火)に行われた「土地等利用状況審議会(第8回)」について、内容と4回目の区域指定による、東京都内の対象施設、区域などに関する聞き取りを、内閣府と防衛省から行いました。
山添拓参院議員、尾崎あやこ都議ら地方議員、関係住民も参加しました。
以下2024年1月15日付赤旗日刊紙より抜粋
日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員、尾崎あや子東京都議は11日、土地利用規制法に基づく都内の区域指定について内閣府、防衛省から聞き取りました。関係区市議、住民も参加しました。
同法は米軍・自衛隊基地などの周囲1キロメートルの範囲外や国境離島を「注視区域」「特別注視区域」に指定し、所有者や利用者を監視・情報収集の対象とし、「機能阻害行為」があったと政府が判断すれば使用中止を勧告・命令できるというもの。
内閣府の担当者は、これまでに全国399カ所を指定(今月施行予定を含む)し、4回目の区域指定として都内では横田基地(福生市など6市町)を特別注視区域の、朝霞駐屯地(板橋・練馬両区)、大和田通信所(清瀬・東久留米市両市)、立川駐屯地と東立川駐屯地(立川など4市)はじめ8カ所を注視区域の候補地にし、「区市町村から意見聴取し審議会に諮る」と説明しました。
宮本氏が「意見聴取というが、自治体は区域指定に反対できるのか。区域図案など資料を公表すべきだ」とただしたのに対し、内閣府は「(意見を)受け付けている」と述べ、区域図については「検討段階」として公表を拒否。自治体の判断で公表することは「禁止されていない」と答えました。
参加者が「府中基地が昨年12月に指定告示され、今月施行予定だが、国の説明用冊子も配布数が少なすぎる。住民説明会を開くなど、国が責任を持って住民に説明すべきだ」(府中市)と求めたのに対し、内閣府は「説明会の開催や同席は考えていない」と拒否しました。