東京・有楽町イトシア前 憲法施行77周年記念 日本共産党街頭演説 憲法守り希望の政治
日本共産党中央委員会は憲法記念日の3日、東京・千代田区有楽町で宣伝し、道行く人たちに憲法改悪を許さない全国署名などを呼び掛けました。田村智子委員長らがマイクを握り、岸田政権が進める憲法違反の「戦争国家づくり」を止め「憲法を守り生かす、新しい希望ある日本を」と訴えました。
田村氏は、自衛隊を事実上米軍の指揮下に置こうとする危険な動きを告発。改憲を声高に主張する中心的な人々が古い政治にしがみつき、ジェンダー平等や同性婚、選択的夫婦別姓の実現など、憲法の法の下の平等(14条)や両性の本質的平等(24条)を阻んでいると指摘しました。「時代に合わせて憲法を変えろというが、憲法を守り生かすことこそ新しい希望ある政治だ」と強調。憲法の幸福追求権、生存権、教育権などを示し「憲法9条、基本的人権が花開く日本をみなさんと一緒につくる」と力を込めました。
宮本徹衆院議員は、大軍拡にばく大な予算を費やす岸田政権の下で、国民の暮らしも被災地支援も後回しの冷たい政治が行われているとし「憲法9条を持つ国が進むべき道ではない。9条を生かした非同盟・中立の国をつくろう」と主張。原田あきら都議は、横田基地が米軍と自衛隊のシームレス(切れ目のない)な統合の拠点にされる危険があるとして、憲法9条を持つ国としての外交努力こそ必要だと主張しました。
宣伝に立ち止まった船橋市の会社員(45)は「戦争しない国だということが、日本を守っていると思う。憲法9条を絶対に守り抜いてほしい」と語りました。
以上2024年5月4日付赤旗日刊紙より抜粋