『羽田低空飛行見直しのための議員連盟』総会
2024年7月29日(月)、羽田低空飛行見直しのための議員連盟総会が開かれました。
住民団体との意見交換とともに、国土交通省より「固定化回避検討会」「新ルート増便効果」「本年1月2日に羽田空港で発生した事故」「従来ルートでの運用実績」「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会」について、ヒアリングを行い、質疑応答を行いました。
日本共産党から、宮本徹、笠井亮の両衆院議員、小池晃、山添拓の両参院議員、田村智子委員長・参院議員の秘書が参加しました。
以下2024年7月30日付赤旗日刊紙より抜粋
東京都心上空を低空飛行する羽田新ルート問題で「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」(海江田万里会長)は29日、衆院議員会館で総会を開き、国土交通省に低空飛行見直しへ早期に取り組むよう、住民団体と求めました。日本共産党の小池晃書記局長・参院議員、笠井亮、宮本徹両衆院議員、山添拓参院議員らが出席しました。
海江田氏は「一日も早く元の(海から入って海から出る)ルートに戻せと主張していきたい」とあいさつ。羽田問題解決プロジェクトの大村究代表は「国の固定化回避検討会は2年間開かれていない。国はこれまで新ルートの増便効果は3万9000回と説明してきたが、実際は異なる」と課題を語りました。
国交省の担当者は質疑で、安全性の検証をしているため、検討会をいつ行うかは答えられないと回答。3万9000回の増便のうち、実際に羽田新ルートを運用する午後3時~午後7時の増便数は1万1000回だと説明しました。小池氏が「新ルートによる増便効果は1万1000回ということか」と確認すると担当者は認めました。
小池氏と山添氏は、検証が終わらないことは検討会を開かない理由にならないと批判。国交省が検討会の座長に進捗(しんちょく)を報告していると説明すると、宮本氏は「座長に報告する範囲でも住民や議員に説明すべきだ。国はやる気がないように見える」と強調しました。