【宮本徹への応援メッセージ】変える選ぶ 総選挙 頼れる 動いてくれる 障害のある息子と生活 谷口薫さん(51) 2024年10月16日しんぶん「赤旗」より転載


変える選ぶ 総選挙 頼れる 動いてくれる
障害のある息子と生活 谷口薫さん(51)
2024年10月16日【社会】

 「福祉分野で間違いなくやってくれるのは共産党の人です」―。東京都清瀬市で重度知的障害の息子と2人で生活する谷口薫さん(51)は明るく軽やかに話します。

 息子の谷口玲央奈(れおな)さん(14)は都立特別支援学校の中学部2年生。ダウン症があり、重度知的障害とADHD(注意欠如・多動性症)、自閉症もあります。

 平日は午前8時15分にスクールバスで登校、学校が終わると放課後等デイサービスに行き、午後6時30分には自宅に帰ってくる生活です。

 学校に行きたがらないときは自宅で見守りが欠かせません。薫さんは1日中、休まる時がありません。突然、家から外に飛び出したり、衝動的に何か買いたくなったり、水風呂に入ったり、大量にペーパーをトイレに流し、トイレを詰まらせたりと“いたずら”や“こだわり”が続きます。

党市議にSOS
 薫さんは玲央奈さんが生後3カ月のとき離婚。「生まれてきてくれたことがうれしかった。『この子は、この子なんだな』と思うと子育ても楽しい」と話します。

 シングルマザーゆえに子育ては1対1のワンオペです。困ったときはいつも誰かにSOSを発信していました。

 玲央奈さんが小学校1年生のとき、薫さんがインフルエンザにかかりました。玲央奈さんが家にいては療養もできず、感染させる可能性もありました。

 地域で日本共産党の演説しているところをたびたび見かけていたこともあり、薫さんは共産党の原田ひろみ清瀬市議に連絡。「息子が学校にいけなくて困っている」と伝えると、原田さんが玲央奈さんを学校まで送ってくれました。「夕方まで休めた。インフルエンザにかかった人の家には普通行きたくないはず」と振り返ります。

困りごとを代弁
 薫さんは「困りごとは共産党の議員さんに相談するのがいい」といいます。都立特別支援学校での問題を、原のり子都議と、娘さんが同校卒業生の穴見れいな清瀬市議が、保護者とともに解決してきました。

 同校高等部が小中部から分離する際、高等部の生徒はスクールバスを利用できなくなることに。保護者が利用存続を求める署名を集め、原都議が議会につなぎ、引き続き使えるようになりました(2020年)。

 同校校舎の建て替えでの仮校舎をめぐる問題でも、穴見市議と原都議が保護者や生徒への説明会と見学会を実現させました(23年)。

 校舎の門扉(もんぴ)が狭く大型スクールバスがフェンスに衝突する事故が2件も発生。バスが直角に曲がらないと門を入れない問題を保護者と穴見市議らが抗議。ヨコ開閉式門扉に変更させました。1年余りかかりました(24年)。

 薫さんは強調します。「原田さん、穴見さんが好きで、原さんがいい人だから頼れる。簡単に見えるけど現状を変えて結果を出すのは大変。他人のために頑張れる人じゃないと政治家は務まらない。地域の行事に行くと、宮本徹(衆院東京比例・小選挙区20区候補)さんにどこででも会う。地域密着で困りごとを代弁してくれる人です。応援したい」

 (遠藤寿人)