「共謀罪」みんなの力で廃案に 東京・日比谷野外音楽堂大集会に4200人
「みんなの力で廃案に」―。「共謀罪」法案をめぐり、自民、公明両党などが18日にも衆院通過を狙うなか、「共謀罪廃案、安倍政権の改憲暴走を止めよう! 5・16大集会」が16日、東京・日比谷野外音楽堂で行われました。
会場に入りきれない4200人(主催者発表)が参加。集会後、銀座までデモ行進し、「共謀罪は絶対廃案」「憲法9条今こそ守れ」「みんなの力で政治を変えよう」と声を響かせました。
総がかり行動実行委員会、共謀罪NO!実行委員会の共催です。
総がかり行動実行委員会の福山真劫(しんごう)共同代表が主催者あいさつ。「共謀罪法案の廃案を求めるたたかいは確実に広がっている。共謀罪ノー、安倍政権ノーの力を結集し、共謀罪廃案と安倍政権打倒に全力をあげよう」と訴えました。
日本共産党の山下芳生副委員長、民進党の枝野幸男衆院議員、自由党の山本太郎共同代表、社民党の吉川元・政策審議会長、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子代表があいさつ。
山下氏は「『共謀罪』法案は、わずかな審議のなかでもボロボロです。圧倒的世論で国会を包囲し、廃案に追い込み、きたる総選挙では、市民と野党の共闘で安倍政権を打倒しよう」と呼びかけました。
「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の中野晃一上智大学教授、共謀罪NO!実行委員会の海渡雄一弁護士、「宗教者九条の和」世話人の小野文珖(ぶんこう)さん(日蓮宗教師)、評論家の佐高信さんが連帯あいさつしました。
東京都八王子市から参加した女性(69)は、「市民が自由に意見を言えない社会は健全ではありません。戦争への道を止めたい。地域でもできることをやっていきます」。
以上2017年5月17日付赤旗日刊紙より抜粋