夫を語る (ゆう子)
「夫を語る」
教育の無償化がライフワーク。
夫の大学の卒論のテーマは「教育費の無償化」。指導教官だった小川正人教授(現在は放送大学)が「一番よかった卒論だ」と学生だった私に見本として紹介してくれました。歴代の自民党政権が行ってきた大学授業料の値上げがいかにおかしく、学費無償化が必要なのかを国会図書館に通い詰めて国会の議事録から寅さんの映画のセリフまで使って論じていました。
これまでの議論の経過を調べ尽くして、政府の詭弁に反論し、どんな立場の人も納得する提案を行っていく力は、学生時代から抜きんでていたようです。
勉強家で行動が早い
毎日のように新しい本が増えるので、2Kで暮らしていたときから、本の部屋が1部屋を占めます。本と新聞だらけのわが家です。
これまでに2回引っ越しましたが、50箱以上あった書籍のダンボール詰めはほぼ夫が一人でして、あっという間に引っ越しを終わらせました。子どものときの夏休みの宿題もすぐに終わらせていたそうです。安倍内閣が学校で教育勅語の使用を容認した答弁書を金曜に決めれば、週明けの月曜日にすぐに国会で質すなど、行動の速さは頼もしい限りです。
趣味はギターと相撲
私と子どもの誕生日にはギターを演奏して、ブルーハーツの歌を歌ってくれます。 家では、娘二人とオセロやトランプ、LAQ、レゴをしたり、相撲をとったり、かかしをつくったりして全力で遊んでいます。子どもたちを怒ったことがなく、好物の餃子を毎週のように作ってくれるやさしいパパです。
相撲が大好きで、テレビでとりくみのチェックを欠かしません。稽古やとりくみを見に行くと、大声で声援を送ります。ヘイトスピーチの再発防止を求める国会質問の後に行った相撲協会との懇談では「質問に大相撲への愛を感じました」と言われて、喜んでいました。
おかしなことには全力で立ち向かう
夫は、学生のとき、国立大学の学部別授業料導入の計画に反対し、「学費に泣く仲間を出さない」と東大教養学部で学生ストライキにとりくみ、世論を動かし、政府が導入を撤回したと、学生時代に聞きました。夢をあきらめる後輩をつくらないために、一歩も引かないで頑張りぬいた人です。
長女の大好きな遊び場だった、唯一の国立の児童館、こどもの城(青山劇場・青山円形劇場)の閉館が決まった時もその日のうちにブログで閉館のおかしさを発信して呼びかけ、みんなで会をつくりました。集まってきた方々のつながりで、この会の署名の賛同人には演劇人や芸能プロダクションなども名を連らね、多くの方が署名にとりくみ、7万人分の署名を集めて反対しました。
安保法制=戦争法の論戦では、閣僚を何度も答弁不能に追い込みました。まともな答弁がないまま、衆院で強行採決されたときは、悔し涙をボロボロ流していました。小選挙区で必ず勝利して憲法無視の暴走を続ける安倍政権を終わらせようと全力で取り組んでいます。憲法を生かし、一人ひとりの尊厳が大事にされる政治をおこなっていくために引き続き頑張ってほしいと家族みんなで応援しています。