予算委員長に対して、予算委開会を要求
衆参両院の予算委員会の自民、公明両党以外の全会派の理事と委員は12日、野田聖子衆院予算委員長と金子原二郎参院予算委員長に対し、塚田一郎前国土交通副大臣と桜田義孝前五輪担当相の辞任が相次いだ事態を招いた安倍内閣の政治姿勢をただすため、緊急の委員会開会を文書で要求しました。
両委員長に提出した要求書は、安倍晋三首相と麻生太郎副総理の地元を結ぶ下関北九州道路の整備をめぐり「私が忖度(そんたく)した」と発言した塚田氏と、東日本大震災からの復興以上に自民党衆院議員が大事だなどと発言した桜田氏の更迭は「安倍内閣の驕(おご)りと緩みから生じたもの」だと批判。「このような事態を招いた安倍総理の責任は重大であり、改めて、安倍内閣の政治姿勢について問いたださなければならない」として開会を要求しています。
要求書は、衆院では日本共産党の藤野保史、宮本徹両委員ら、参院では日本共産党の辰巳孝太郎理事、大門実紀史、山下芳生両委員ら自公以外の全会派の理事、委員がそれぞれ連名で提出。両委員長は要求書を受理し、開会については検討すると約束しました。
以上2019年4月13日付赤旗日刊紙より抜粋