厚労省の公的病院再編統合リスト 寝耳に水 台東区と懇談
厚生労働省が先月、公立・公的病院の病床削減を進めるため全国424の病院名を公表した問題で、日本共産党の宮本徹衆院議員は15日、名指しされた病院の一つ、東京都台東区立台東病院を開設する同区の齋藤美奈子健康部長、柿沼浩一健康課長と懇談しました。党台東区議団が同席しました。
同病院は2009年に開設し、総合診療科、整形外科、眼科、皮膚科などの診療科を持ち、病床数は120床。
齋藤部長らは、何も聞かされていなかったと説明。「区は台東病院を中心に高齢者医療体制を整え、急性期、リハビリ、在宅復帰をめざす流れをつくっており、病床もほとんど満床に近い。高齢化も進む中で、病院の役割は増してくる」と語りました。
宮本氏は「病院名の公表は病床を削減させる圧力で、公表したこと自体を撤回するよう求めていきたい」と述べました。
服部征夫区長も「地域の実情が反映されておらず、困惑している」「必要不可欠な病院」とのコメントを発表しています。
以上2019年10月18日付赤旗日刊紙首都圏のページより抜粋(写真は赤旗提供)