保健歯科医療充実を署名提出集会に参加

 医療団体や市民でつくる「保険で良い歯科医療を」全国連絡会は28日、「お金の心配なく歯科治療を受けたい」「保険のきく歯科治療を増やしてほしい」などの願いを届けようと、23万6683人分の「保険でより良い歯科治療を求める請願署名」を国会に提出しました。
 同連絡会が同日、国会内で開いた提出集会には全国から歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士ら230人が参加。子どもの歯科矯正に保険適用の拡充を求める署名8万1417人分と併せ、駆け付けた与野党の国会議員に署名の束を手渡しました。
 雨松真希人会長は、国の社会保障費抑制政策によって歯科医療費がとりわけ抑制され続けているもと、多くの歯科医療機関が経営困難に陥り、歯科衛生士の処遇も脅かされている現状を報告。「打開策は歯科医療費の総枠拡大以外にない」として、国の責任で歯科医療を充実するための費用を確保し、受診抑制をなくしていくよう患者窓口負担の引き下げなどを求めました。
 歯科技工士の西川勝美さん=大阪府=は、歯の詰め物などを製作する歯科医療になくてはならない仕事が、低賃金、長時間労働のため若い人が離職せざるをえない危機的状況にあると訴えました。
 日本共産党からは小池晃、伊藤岳両参院議員、畑野君枝、宮本徹、清水忠史衆院議員が参加し、あいさつしました。

以上2019年11月29日付赤旗日刊紙より抜粋