「桜」闇に葬らせない 国政報告でまわる

 日本共産党の宮本徹衆院議員は8日、党員や後援会員とともに東京・東村山、清瀬、東久留米の3市をまわり、街頭国会報告をおこないました。宮本氏は全野党でつくる「桜を見る会」追及本部のメンバー。「あっ、宮本さんだ」といって立ち止まる人や、自転車から手を振っていく人の姿もありました。
 安倍晋三首相による「桜を見る会」私物化疑惑は、底なしの状況です。宮本氏はこの疑惑をいち早く国会で取り上げ、第2次安倍政権以降、参加者・経費が急増していることを明らかにしました。
 マイクを握った宮本氏は、「首相をはじめ自民党が、芸能人に会えると後援会員を大量に招待し、後援会員サービスに利用する。私人のはずの首相夫人が、省内枠に匹敵する規模で招待する。こんな私物化は許すわけにはいきません」と力を込めました。
 宮本氏はまた、「安倍政権は、都合が悪くなると、資料を破棄したといって真相を闇に葬り去ろうとしています。不都合な事実を隠ぺいして逃げ切りを図る。民主主義の危機といわなければなりません。民主主義を守るためにも、安倍政権を一刻も早く退陣へと追い込んでいきましょう」と訴えました。
 減らない年金の提案、パワハラ防止に話をすすめた宮本氏は、「国民のくらし、働く権利をしっかり守る厚生労働委員としてがんばっていきたい」と決意を述べました。

以上2019年12月11日付赤旗日刊紙より抜粋