「桜を見る会」第2次安倍政権以降「招待者」決済実施せず 第19回桜を見る会追及本部
内閣府は、首相主催「桜を見る会」の招待者に関する決裁を安倍晋三政権になって以降、行わなくなったと26日の野党の「桜を見る会」追及本部が開いた合同ヒアリングで説明しました。
野党議員からの質問に答え内閣府の担当者は、「桜を見る会」の招待者について「決裁を取っていることが確認できたのは2010年までだ」と語りました。
10年の「桜を見る会」は民主党政権だった鳩山由紀夫内閣が実施。それ以降、民主党政権だった11、12年には開かれていません。
第2次安倍政権は12年12月26日に発足。翌13年4月20日に「桜を見る会」を開きました。内閣府の説明によると、第2次安倍政権が実施した「桜を見る会」以降、招待者にかかわる決裁が行われていないことになります。
合同ヒアリングで野党議員は、「安倍内閣になってからなぜ決裁を取らなくなったのか、国民の税金を使って開催されている行事であり、政府は説明責任を果たす必要がある」と追及。内閣府の担当者は「なぜ決裁を取らなくなったのかは分からない」との答弁に終始しました。
仮に内閣府の説明が事実であるとすれば、公的行事である「桜を見る会」の私物化を最初から隠すために決裁することをやめたのではないかという新たな疑惑が浮上します。
以上2019年12月27日付赤旗日刊紙より抜粋