豪雨災害 共産党・民青の訴えに次々 被災者心配私も募金
梅雨前線による甚大な豪雨被害が広がるなか、日本共産党国会議員団と東京都議団、日本民主青年同盟は9日、志位和夫委員長を先頭に東京都のJR新宿駅前で災害救援募金を呼びかけました。
志位氏は募金箱をもって、「新型コロナウイルス感染拡大による被害と豪雨被害の二重の打撃です。被災者と被災地をどうしても守ることが必要です」と訴え、これまでやったことのないような特別の支援を政府に求めると述べました。「同時に、国民、都民のみなさまのご支援が必要です。どうかご協力を」と募金を呼びかけました。
被災地を調査した田村貴昭衆院議員は、現地の写真も示し、壊滅的被害をうけた大分の温泉地で「心が折れそうだ」との声が寄せられたと紹介。「心が折れない対策、再建に希望が持てる支援策を求め、抜本的に強化していく」と訴えました。
民青の小山農(みのる)委員長は、「コロナで収入が減った上の豪雨災害です。学生が学業を諦めることのない支援が必要です。自己責任を押し付ける社会を変えよう」と呼びかけました。
スーツ姿の人、車いすを押す女性、幅広い世代が募金に応じ、駆け寄って募金を託していく人も。新宿区の看護師の女性(24)は「地元が福岡で、友達も被害を受けている」と募金。埼玉県所沢市のビル管理の男性(64)も「親戚や職場の先輩が九州にたくさん住んでいるので心配で募金した」と語りました。
小池晃書記局長が司会を務め、笠井亮、宮本徹、畑野君枝の各衆院議員、紙智子、山添拓、伊藤岳の各参院議員、都議団の大山とも子団長と里吉ゆみ、池川友一両都議、民青の中山歩美副委員長も参加しました。
2020年7月10日付赤旗日刊紙より抜粋