東京・東久留米駅 日本共産党街頭演説
日本共産党の小池晃書記局長は21日、東京・東久留米駅前で、宮本徹衆院議員・東京20区予定候補の応援演説を行い、「来たるべき総選挙では、比例で日本共産党を伸ばし、東京では2議席から4議席以上へ。宮本さんを『市民と野党の統一候補』として小選挙区から国会に送り、東京20区から野党連合政権へ政権交代を実現しよう」と熱く訴えました。
小池氏は、首相主催の「桜を見る会」疑惑は「宮本さんの追及から始まった」と述べ、毎年1700万円台だった予算が安倍晋三前首相の主催となって以降、5200万円と3倍までになったことが明らかになったと強調。また、不動産などで不正な投資を行っていたスルガ銀行の問題では、「宮本さんが真っ先に国会で取り上げ、麻生大臣(太郎金融担当相)を動かし立ち入り検査を行わせ、被害者救済に道を開いた。大きな成果だ」と述べ、「党の衆院議員団に欠かせない論戦力であり、東京20区の代表には宮本さんがふさわしい。みなさんの力で押し上げてください」と力を込めると、集まった聴衆は割れんばかりの拍手で応えました。
小池氏は、菅首相の著作『政治家の覚悟』の20日に出版された文春新書版と、改訂前の8年前の単行本の2冊を手に持って示し、「この2冊には大きな違いがある」として、単行本の「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」との記述が新書版でごっそり削られたと紹介。「分かりやすい隠ぺいであり、自分の著作まで改ざんする。こんな“覚悟のない”政治家には退場してもらうしかない」と批判しました。
小池氏は、菅首相が「自助、共助、公助」と繰り返し強調し、「まず自助だ」と言うが、「政治の仕事はまず公助だ」と批判。「コロナ危機の中で医療機関の経営はひっ迫し、4分の1を超える病院でボーナスカットだ。命がけでコロナとたたかう医療従事者に、こんな理不尽は許されない」と述べ、医療機関や保健所への財政支援が急務だとして、「過去最大となった来年度予算の軍事費5・5兆円を削ってコロナ対策に回そう。庶民と中小企業を苦しめる消費税は減税しよう。コロナから国民を守るための予算を野党連合政権で実現しよう」と呼びかけると、聴衆から「そうだ」の声と大きな拍手が上がりました。
宮本氏は「日本学術会議会員の任命拒否問題は、戦前を想起させる恐怖政治のはじまり。任命拒否を必ず撤回させよう」と訴えました。
「選挙で変えよう東久留米市民連合」呼びかけ人の内田知行・大東文化大学名誉教授は「共産党と立憲民主党などの協力した野党連合は不可欠だ」とスピーチしました。
以上2020年10月22日付赤旗日刊紙より抜粋