政権交代へ 前東村山市議、島崎よう子さんのスピーチ
東村山市民連合がリレートーク
東京・東村山市民連合(野党共闘を求める東村山市民の会)のみなさんが主催して、東村山駅前と久米川駅前でリレートークがおこなわれました(9月5日)。今回紹介するのは、、前東村山市議(無所属)、島崎よう子さんのスピーチです。
【前東村山市議、島崎よう子さんのスピーチ】
みなさんこんにちは。2年前まで市議会議員をしていました島崎よう子です。
いまの「選挙にいこう」のパフォーマンス、軽快ですごくいいですね。気分が明るくなって、とってもいいなと思いました。
それに比べて、なんでしょう、もうまったく、菅総理が突然の総裁選不出馬ということで、びっくりしました。マスコミもあたかも自民党の選挙モードに入ったような、けしからんことです。これで自民党の方も、コロナ対策そっちのけで誰が出るのか出ないのか、そんな話になりそうで、本当に不愉快きわまりない、いやだ、という思いでいっぱいです。
コロナ対策 国会を開け
菅さんは、コロナ対策に専念するために総裁選を諦めたということですから、ここは是非ともコロナ対策に最大限のエネルギーを費やしていただきたい。
そのためにはまず、国会を開くべきですよね。医療体制をどうしていくのか。国会を開かないことには始まらないと思います。
菅さんの発言で驚いたのは、オリンピックが終わって間もなく、感染が拡大している最中に、「灯りが見えはじめた」と、トンチンカンなことを言ったこと。菅さんの認識はなんて国民とずれていることだろうか、と思いました。
自助が優先する政治がまねいたものは
そしてもう一つは、菅政権が掲げた自助・共助・公助という、この順番です。いま全国の「自宅療養者」と呼ばれる自宅待機者は、13万5600人もいるんですよ。許しがたいぐらいの人数がいるわけですが、東京都内でも5600人いるそうです。東村山市のコロナ陽性者317名の内訳は、入院している方が67名、宿舎にいる人が4名、自宅待機者が227名、調整中が19名ということで、医者に診てもらえない人が250人もいるんですよ。これが国民皆保険といわれている日本の話かと疑ってしまいますよね。でも、そうなったのも、自助が最優先、まず自分で守りなさいという菅政権のなせることだったのではないでしょうか。個人でではどうにもできないことまで自己責任にさせる。命を守る、医療は公助の際たるものです。
コロナは急変するといわれています。コロナにかかった当初ならば治療薬も効くものがあるというふうに聞いていますが、医者に診てもらえない限り役に立たないではないですか。自宅療養からなんとか入院に移られて治癒された方が報道されておりますけども、苦しくて、怖くて、さびしくて、不安でたまらなかった、という報道がされています。亡くなっている方もいるんですよね。東京都内だけでも、8月1日から26日までの間で、122人も亡くなっている。これって、残酷なことではないですか。家族もどうすることもできない。医療現場で必死にがんばってくださっている方は、本当に無念な気持ちだと思います。
そうした中でいま、休業手当とかいろいろついておりますけども、打撃がいちばん大きかったのは、女性です。非正規職員が4割といわれておりますけども、そのなかで保育士や医療関係者、フリーランスの人たち、あるいはサービス業や飲食店に働いている方たちの打撃はたいへん大きい。ここらへんの質問は、宮本徹さんが国会でシフト制のことについて質してくれていますよね。
休業支援手当がついたけども、実際に使ってない方が76%もいるんですって。本当に驚く。制度はつくったけれど、使い勝手が悪いから。そんなことがあるから、コロナ対策費を30兆円も使いきれなくて、余らせているんじゃないんですか。しっかり制度設計をして、血の通ったものにしておけばこんな無駄なことにならなかったのに、といまの政権に悔しい思いでいっぱいです。
自浄能力がはたらかない自民党の政治
菅さんだから急に政治が悪くなったわけではありません。安倍政権のときを思い出してください。安保法制がありました。原発再稼働もありました。モリカケや桜の問題など忖度といった事態、あるいは情報を隠蔽するとか、悪いこといっぱい。国会においてさえも、「ご飯論法」などといわれて、宮本さんたちの真剣な質問に対して、はぐらかすというような、国会軽視は安倍さんから始まったんですよね。
しかし、安倍さん・菅さんだけが悪いのではないかもしれない。自民党という体質がそうさせているんじゃないでしょうか。自浄能力がはたらかなかった、と思います。
総選挙 宮本徹さんががんばります
来る衆院選挙。宮本さんががんばります。宮本さんは共産党の国会議員ですけども、市民と野党の共同候補としてこの4年間、働いてきてくれました。私は期待してます。みなんで政治を変えていこう。そのためには、まず選挙に行こう。だまされないで! これからおそらく、総裁選に向けて選挙もどきのような報道が多くされるかと思うと、本当にイヤです。私たちはだまされないで、しっかり見ていきたいと思います。そして、みんなで選挙に行きましょう。この国を変えていきましょう。