オスプレイ墜落 飛行停止明確に要請せず 党議員団に防衛省

 鹿児島県屋久島沖で墜落事故を起こした後も米軍がオスプレイの飛行を続けていることについて、日本共産党の宮本徹、塩川鉄也両衆院議員、山添拓、吉良よし子両参院議員は1日、防衛省の対応をただしました。
 党議員らは政府が米側にオスプレイの飛行について要請を行った後も飛行が継続され、米国防総省の副報道官が「日本政府から公式の飛行停止要請は受けていない」と述べていることを示し、米側への要請の経過や内容を追及。防衛省の担当者は「飛行に係る安全が確認されてから飛行するよう要請した」とくり返しました。
 各議員は「飛行停止という明確な文言で伝えていないのではないか」と再三追及。防衛省側は「はい」と認め、「言い方としてはそのような言い方(飛行に係る安全が確認されてから飛行)」と述べました。
 国会議員側は「それでは念入りに点検すればよいと受け止められる」と指摘。防衛相が事故後の飛行継続について「懸念を有している」と述べていることについて「政府として安全の確認ができていないということだ」と追及し、飛行停止を明確に求めるよう迫りました。
 坂井和歌子 吉良山添事務所長や関係地方議員、運動関係者が同席しました。

以上2023年12月3日付赤旗日刊紙より抜粋