外環道100メートル超「再掘進」 共産党と住民 国交省追及

 東京外環道(練馬-世田谷間約16km)の北側の起点となる練馬区の大泉ジャンクション近くで東日本・中日本高速会社がシールド機(掘削機)の「保全措置」だとして2本のトンネルを100m以上掘進させるとしている問題で、日本共産党の宮本徹衆院議員、吉良よし子、山添拓両参院議員、沿線の区市議団は21日、住民とともに国土交通省と高速両社をただし、再掘進に他ならないと厳しく追及しました。とや英津子、里吉ゆみ両都議が参加しました。
 外環は昨年10月に調布市内で陥没が起きたことを受け、本線とランプトンネルの掘進工事はすべて停止されています。今回の措置について両社はセメント改良地盤との固着によりシールド機の負荷が大きくなっており「保全措置」として掘進を行うもので、掘進再開ではないとしています。
 参加者はシールド機で生じている事態について詳細な説明を求め、今回の措置は国交省などが設置した有識者委員会が昨年示した「保全措置」を超える内容で、なぜ100mを超える掘進が必要かなどについてまともな説明がなく、近隣住民への説明会もないことを指摘、外環事業は中止すべきで、今回の措置は掘進以外の何物でもないと厳しくただしました。

以上2021年7月24日赤旗日刊紙首都圏のページより抜粋